大祭の作業も大詰め。

本日は、大幟柱の建立です。
朝早くから、次々と人が集まります。一見すると、どこかの鳶工か土木作業員のようにも見えますが、みんな住吉講の講員です。先日川底から掘り出した大幟の柱に取り付くと、本番の神輿さながら柱に肩を入れ、「おりゃ、おりゃ」の掛け声とともに町内各所で柱を担ぐ奇妙な光景が見受けられます。

先日、このブログのコメントでもお問い合わせがありましたが、佃の掛け声は、江戸時代からまったく変わらず「おりゃ、おりゃ」です。担ぎ方も独特ですので是非ご覧あれ。
さて、柱の先に、幟旗を掲揚するための滑車を取付け、最後に榊、吹き流しを飾り付けます。
飾り付けが済んだら、住吉神社神職により、抱木と柱が祓い清められます。
いよいよ、高さ二十数メートルの大幟柱が建てられます。

大幟の柱は、もともと人間の手だけで建てられるようにさまざまな工夫が凝らされています。しかしながら、現在はあちこちに電線が張り巡らされていて、人間の力だけでは建てられなくなってしまいました。
大型クレーンで柱を吊りあげて、電線をすり抜け、抱木に沿わせます。

へそを打って、簪(かんざし)を挿すともう倒れません。

あとは、綱を張ってひとまず完成です。
右の写真は、大幟旗の虫干しをしているところです。
大幟旗は、8月1日(金)の午前10:00に一斉に揚げられます。